どうも、さーづか(@shin_sasasa)です。
転職エージェントのビズリーチってどんな人が使うものなんですか?
ビズリーチは、一般の人はあまり使わない転職エージェントなんだけど、ハイクラスの転職をしたい人をターゲットにしたサービスです。
そうなんですね! ハイクラスの転職っていったいどういった人が使うサービスなんですか?
当記事は、ビズリーチを利用すべき人の条件と評判や口コミなどをご紹介していきます。
この記事を見る事で、ビズリーチを役立てて頂けると思います。
この記事の内容
ハイクラスの転職エージェント【ビズリーチ】を利用すべき人の条件とは?
『ビズリーチ』は既存の転職エージェントとは全く異なる性質を持っており、サイトを最大限活用するためには月額2980円〜4980円がかかり、かつ年収が少なくとも600万円以上あるハイキャリア向けのサービスです。
この段階で、活用できない人が結構出てくると思いますが、それだけハイクラスの転職者が活用している転職エージェントになります。紹介される企業も大手が多く、更なるキャリアアップができるようになります。
では、実際に使うべきなのかというと、結論からいうと「中長期的に、優良案件をじっくり狙いたい」という場合にはおすすめですが、そうでないのであれば通常の転職エージェントをおすすめします。
ここでは、ビズリーチを最大限活用するために以下の5つをご紹介していきます。
- ①使うべき人の3つの要件
- ②有料・無料サービスの違い
- ③他エージェントにはない3つのメリット
- ④失敗しないために把握しておくべき2つのデメリット
- ⑤絶対にやってはならない3つの行動
⓪ビズリーチとは
『ビズリーチ』の主力サービスは、一言で説明すると「3500人以上のヘッドハンターや人事担当者から直接指名をうけることができるヘッドハンティング型の転職サービス」です。
登録されているヘッドハンターは厳しい基準で選ばれています。
かつ、ビズリーチのデータベース登録後も評価が繰り返され、ランクとして可視化されているのでサービスの質は極めて高いです。
求人の質で言うと、年収600万円以上の高収入案件を中心に取り扱っています。
創業社長の後継者や、上場企業の役員クラスなどの役職案件を数多く保有しています。
①使うべき人の3つの要件
どのような人が使うべきかというと、下記3要件に該当する方は是非使いましょう。
- 現在の年収が600万円以上
- 管理職経験者 or 専門性の高いスキルを身につけている
- 中長期的に転職を考えている
登録してスカウトを待つのが主な用途なので、あなたの転職市場価値が低ければ、課金登録しても何も起こらない可能性が高いのです。
逆に転職市場が高ければ、グレードの高い案件のスカウトが届きます。
その中から魅力的なものだけ反応すれば良いので、中長期的に転職を考えているハイキャリアの方にとっては最高のサービスです。
短期的に具体的に転職を検討している方は、ビズリーチでの転職は効率的ではないため、ハイキャリア転職に強い『JACリクルートメント』や、案件数で言えば圧倒的な『マイナビエージェント』を活用することを推奨します。
②有料・無料サービスの違い
ビズリーチといえば、業界初の有料転職エージェントとして有名ですが、無理して課金する必要は全くなく、無料会員でも十分に登録するメリットがあります。
有料・無料の違いをまとめると下記の通りです。
無料登録でできること
- プラチナスカウトメールに返信・応募できる
- 求人情報閲覧(応募不可)
- ヘッドハンター情報閲覧(応募不可)
有料登録するとできるようになること
- 全てのスカウトに返信・応募できる
- 求人案件への応募
「プラチナスカウトメール」とは、企業やヘッドハンターがあなたに特別会いたいと思った時に出してくるスカウトメールで、出稿のために通常のスカウトメールよりも高いコストを払っており、全体の10%ほどでしょうか。
スカウトメールの中身は見ることができるので、好条件の案件がきたらその時に初めて課金すれば良いので、普段は無料会員でも十分活用できます。
なので、ビズリーチに登録したからといって有料課金しなければならないことは一切ないので、安心して無料で活用しましょう。
③他エージェントにはない3つのメリット
他の転職サービスとの大きな違いは下記3点です。
- 好条件案件を持つヘッドハンティングを受け身で待つことができる
- 自分の市場価値がなんとなくわかる
- 127,000件以上のハイキャリア案件のデータベースから求人検索できる
1.好条件案件のヘッドハンティングを受け身で待つことができる
すぐに転職をする気はないから・・・という方こそ使いましょう。
ビズリーチを使えば、企業の人事・ヘッドハンター両者からアプローチを受けることが出来ます。
とりあえずビズリーチに登録しておき、たまに職務経歴書を更新しながら気長に待つことが重要です。
なぜなら、急募の案件は報酬条件が通常よりもはるかに高いものが多く、思いっきりハードルの高い要望を書いてとりあえず登録しておけば、長いスパンになりますが圧倒的に良い条件のスカウトがくる可能性があるからです。
登録時に希望業界や条件を書いていれば、マッチする案件を各コンサルタントが送ってきてくれます。
2.自分の市場価値がなんとなくわかる
スカウトを待つのが基本的な使い方なのですが、転職市場が低い場合、登録しても一切スカウトが届かない場合も多々あります。
プラチナスカウトメールで、ヘッドハンターから面談希望のメールが来るのであれば、少なくとも今のあなたの市場価値は職務経歴書上においては自信を持って良いでしょう。
3.127,000 件以上のハイキャリア案件のデータベースから求人検索、応募できる
通常の転職エージェントのような検索機能ももちろん使うことも可能です。
各コンサルタント(ヘッドハンター)が保有しているハイキャリア案件のみ掲載のため、通常の転職エージェントと違い、ポジション指定型の案件がほとんどで、掲載期間が非常に短いです。
もし気になる案件があれば、すぐに連絡するのが良いでしょう。
ちなみに、2019年9月時点で「年収1000万以上」という検索をかけると32,000件以上の案件があります。
④失敗しないために把握しておくべき2つのデメリット
- ビズリーチは急ぎの転職には向かない
- 情報収集がコンサルタント依存になりがち
1.ビズリーチは急ぎの転職には向かない
ビズリーチは今すぐに転職したい方には不向きのサービスです。
そもそも希少なハイキャリア案件を扱っているサービスなので、どちらかというと「ヘッドハンターに希望を伝えて、合致した案件を待つ」というスタイルが想定されています。
また、一見良い案件が来ても、冷静な目でみましょう。ハイキャリアの方の転職は慎重さが求められ、一度失敗すると長年築き上げたキャリアが台無しになってしまいます。
急ぎで転職を検討している方は、以下のエージェントを活用しましょう。
- ハイキャリア転職に強い・・『JACリクルートメント』
- 案件数で言えば圧倒的・・『マイナビエージェント』
2.情報収集がヘッドハンター依存になりがち
クローズドな求人が多いため、情報収集がヘッドハンター頼みになってしまいますので、内部情報を知ることができる転職情報サービスを使い内情をしっかり把握しましょう。
もちろん優秀なへッドハンターが多いのですが、彼らも売上がかかっていますから、不都合な真実を単刀直入に伝えてくれない場合も考えなければなりません。
情報収集の方法としておすすめなのは、下記2つのサービスです。
- 社員による会社評価サービスの『OpenWork』を使う(月額1500円)
- 内部事情専門の口コミサービスの『キャリコネ』を使う(無料だが登録がやや面倒)
『OpenWork』を使う
5月23日より「Vorkers」から「OpenWork」に社名を変更しました。
有料(月額1500円)のサービスですが、非常に利用価値の高いサービスでおすすめです。
このサイトは、社員が内部情報を書き込んでいるサイトで、担当コンサルタントが不都合な真実を隠していないか実態を知るには最適のサービスです。
例えば、「女性活躍」というテーマは、企業人事や転職エージェントがうまいように表現だけして実態と離れているケースが多く、『OpenWork』を使えば実態を知れる良い例です。
「女性活躍」を掲げる多くの企業で「女性の役員を○○人登用する」「女性の正社員を○○人登用する」といった目標が設定されており、紹介料が高いなどのケースが存在します。
こういう場合、「この企業は女性活躍を推進しておりあなたにおすすめです!」とコンサルタント(ヘッドハンター)に言われても鵜呑みにせずに『OpenWork』で調べましょう。
『キャリコネ』を使う
『OpenWork』と限りなく近いサービスです。
無料で使えますが、利用のためには「今いる会社の口コミを書き込む」か、「履歴書を登録し転職支援サービスを利用する」ということをしなければなりません。
面倒でなければ、使うと良いでしょう。
⑤絶対にやってはならない3つの行動
『ビズリーチ』に限ったことではないですが、転職エージェントを利用する上で絶対にやってはならないことがありますので、こちらは必ず覚えておきましょう。
- 経歴やスキルに嘘をつかない
- 同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない
- 推薦文は任せっきりにしない
1.経歴やスキルに嘘をつかない
登録情報や一連のやりとりについては申し出をしない限りは情報が残ります。コンサルタントでよく話題にあがるのが、3年前の登録情報と今回とで登録情報が違うよ・・・という話です。
この場合、虚偽報告を行うリスキーな人材として紹介する案件を限るなどの判断がくだされます。
2.同じ案件に複数のコンサルタントから応募しない
数社の転職サイトを使っている場合、同じ案件には複数のコンサルタントから応募しないようにしましょう。企業から「他の転職サイトからも応募があるんだけど」と担当に連絡がいってしまいます。
企業・担当コンサルタント両者に不信感を与え、場合によっては破談となります。
3.推薦文は任せっきりにしない
多くの場合、担当コンサルタントはあなたを100字〜1000字で紹介する推薦文を書きますが、あまり優秀ではないコンサルタントの場合は経歴をそのまま写すだけなどひどいケースがあります。
そこで「面接時に相違があると困るのと、客観的に今一度自分を見直したいため、書いていただいた推薦文をお送りいただけませんか?」と一声かけましょう。
ビズリーチの効果的な登録の全手順を解説!
各コンサルタント(ヘッドハンター)があなたのことを判断する材料は登録情報しかないため、言うまでもなく登録情報は極めて重要です。
ヘッドハンターに会えなければ何も始まらないので、「嘘は絶対につかないが、強気で書き、まずはヘッドハンターと会う」というのが大原則です。
登録は『ビズリーチ』公式ページから行ってください。10分ほどで終わる簡単な作業で、もちろん登録・利用は完全無料、かつ登録の内容修正も可能です。
最初のページでは特に注意はありませんが、「現在の年収」については、手取額ではなく、源泉徴収票にある総支給額(税引き前の額面)をお書きください。
続けて、プロフィール登録が始まります。氏名、性別、住所、最終学歴を記入していきます。
次に、語学力を入力する画面が出てきますが、多少でも英語を使えるなら「ビジネス会話レベル」と書くべきです。
最終的にあなたの英語力が企業で通じるかどうかはヘッドハンターや面接官が判断してくれます。
「ビジネス会話レベル」という条件で応募者検索をかけるコンサルタントもいますので、ぜひこちらは多少の後ろめたさがあっても高いレベルで記入しましょう。
次に「資格」です。
ここでの注意点は一点で、一覧にない資格を持っている場合は必ず「その他の資格」から登録しましょう。
公認会計士などの難関資格の科目合格をしている場合も書くようにしましょう。
これで基本情報の登録は完了です。次は、「直近の職歴」を記入していきます。
まずは、直近の職歴について記載します。役職や部署は、直近のものを記入しましょう。
「直近の職歴」の自由記述は直近のものだけでなく、自分がPRしたい過去の業務内容を含めしっかりと記述しましょう。
上記はヘッドハンターが各企業にあなたの売り込みをするときに伝える内容ですので、少なくとも下記3点を記入しておくと良いでしょう。
- プロジェクトにおける自分の立場を明記する
- 規模をわかるようにする
- 結果を明確にする
- 新規商材の導入により、4年間で年商を2倍(20億→40億円)にすることに貢献し、特別賞を過去最年少で受賞。
これで職務経歴に関する記述は完了です。最後に、職歴の詳細を記入していきます。
下記、次の画面の「職務経歴書をアップロード」というのが地味にありますが、もし作ったものがあればアップロードしておくと、ヘッドハンターから声がかかる可能性がぐっと上がります。
「転職希望時期」ですが、特に具体的に決まっていないなら「3ヶ月以内」とすると、ヘッドハンターから声はかかりやすくなります。
なぜなら、あなたが転職を決めてはじめてヘッドハンターは報酬を受け取れるため、はやく転職したいと思っている人ほど直近の売上につながりやすいと考えられ、熱意をもって取り組んでくれるからです。
「直近の年収」については、手取額ではなく、源泉徴収票にある総支給額(税引き前の額面)をお書きください。
転職して間もない場合や、年収が大きく変わる場合、見込みをかくのもOKです。
今までに経験した職種を入力します。
基本的にハイキャリア向け案件は、今までの経験を活かすことが前提で、未経験者については取り扱いはされないケースが多いため、後ほど記入する希望職種はなるべくリンクさせましょう。
次に、業種です。
次に具体的な社名入りで、役職を記入していきます。
ちなみにここで一つコツがあり、赤枠の「役職・プロジェクト名を追加する」を追加記入しましょう。
ここに、今までで自信のあるプロジェクトを記入し、箇条書きでもいいので業務内容を記載しておき自己PRを行いましょう。
マネジメント経験については、「あれはマネジメントといってもいいのかな・・・」というものも含めて多少大げさに申告してしまいましょう。
繰り返しますが、ヘッドハンターに会えなければ何も始まらないので、「嘘は絶対につかないが、強気で書き、まずはヘッドハンターと会う」というのが大原則です。
ここまで書けば、まずは企業からスカウトが来るようになります。
ここからは任意ですが、是非記入はしておきましょう。
まず、表彰ですが、記入する上で重要なのは「その賞が客観的に、どれくらい凄いのかがわかるように概要を書く」ことです。
具体的には、その賞は、全社なのかグループなのか、通年なのか半期なのか月度なのか、何人その賞を取れるのか、です。
概要: 営業部全体(3500名)の中で、半期に1回表彰される「営業優秀賞」で1位を授賞。
次に職務要約です。
ビズリーチ公式ページの引用になりますが、下記5点を意識して書きましょう。
- コアスキルに書いたキーワードはすべて含める
- 主観的な内容や表現は排除し、客観的な視点で事実を伝える
- 経験に対する成果は具体的な数字やファクトで表現する
- 職務経歴をまとめるのではなく、キャリアストーリーとしてまとめる
- コアスキルを証明できるように構成する
例:
大手総合商社のビズリーチ商事で審査部門からキャリアをスタートし、最初の7年間は事業投資及び事業戦略の立案、次の4年間は投資先事業の組織作り・事業立ち上げを行って参りました。
のべ700件の事業投資審査と75件(計2200億円)の投資判断を行った実績を持ち、豊富な事業構造分析の経験から、事業戦略の策定・実行を最も得意としております。
事業運営の成功事例としては、米国ケーブルテレビ会社との合弁子会社、ビズリーチ・ケーブルテレビ社にプロジェクト責任者として出向した際、戦略立案からオペレーションまで担当。 2年間で売上100億円達成、国内トップシェア(70%)の獲得を実現し、対象者5万人中3人の社長表彰を受けました。
私費留学にてMBA(ルクサ大学大学院)取得後、現在はポストIPOベンチャーのビズリーチ・コマース社にて、事業管理部にて経営企画、事業戦略、M&A 案件を担当しております。英語はビジネスレベルで使用可能です。
引用:ビズリーチ公式ページ 「職務経歴アドバイス」より
次にコアスキルを記入します。
今いる業界に紐づくような知識やスキルの優位性を書くと、受けが良いです。
特記事項は、キャリアに空白がある場合や、出版経歴などがあれば書きましょう。
もし特に書く事がない場合は、メッセージボックスとして転職全般に関する希望を書きましょう。
例えば、『年収は低くても良いので、事業立ち上げの経験を求めます』などです。
あるいは、「良い案件があればすぐにでもキャリアアップをしたいと考えております」と入力すれば、ヘッドハンターも気合をいれて案件を紹介してくれるのでおすすめです。
次に希望年収ですが、あまり高く設定しすぎるとスカウトが減ってしまうので、気をつけましょう。
ただし、「本当に良い案件があった時だけたまにスカウトが来れば良い」と考えている方は、あえてハードルを上げてしまうのも手です。
次に、希望職種・業種・勤務地を入力していきますが、こちらは注意が必要です。
基本的にハイキャリア向け案件は、今までの経験を活かすことが前提で、未経験者については取り扱いはされないケースが多いため、最初の方に書いた経験職種や業種となるべくリンクさせましょう。
さっき何を入力したっけ…という方も、一通り入力が終わった後に修正できますので、安心して次に進みましょう。
まずは希望業種から書きます。
次に、希望職種です。
最後に勤務地です。
これですべての登録が完了し、自動でログインされます。
ログイン後はスカウトメールを待つか、ヘッドハンター検索などを使い早速案件探しをしてみましょう。
早い方であれば、1週間以内にスカウトメールが舞い込んでくることでしょう。
まとめ
この記事では、ビズリーチを利用すべき人の条件と具体的な登録方法を解説していきました。
あなたが今転職を検討しており、常にある程度のキャリアを築いていてキャリアアップを望んでいるのであれば、『ビズリーチ』は間違いなくお勧めできる転職エージェントです。
基本プランで利用するのは完全無料ですから、とりあえず登録してどのようなスカウトが来るのか体験してみるのも有りでしょう。
その際は、上記の注意点や利用上でのコツを実行してみてください。
また、短期的に具体的に転職を検討している方は、ビズリーチでの転職は効率的ではないため、以下のエージェントを活用することを推奨します。
- ハイキャリア転職に強い・・『JACリクルートメント』
- 案件数で言えば圧倒的・・『マイナビエージェント』
あなたが最高の転職をできることを陰ながら祈っております。
それでは。