便秘を解消できるツボってどんなものがあるんですか?
便秘に効くツボは多くあり、足ツボから他の部位のツボについても解説していきますね。
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この記事の内容
便秘解消の足ツボとは?便秘を解消するお腹・背中・手・足の「ツボ」
便秘を解消するには、食生活などでも改善できるのですが、足ツボを代表とした効果的に効くツボなども存在します。
それでは、まず初めに足ツボについて解説していきたいと思います。
便秘に【足ツボ】が効果的な理由
© Illustration by Take2(AC) Illustration by Take2(AC)
図を見てわかるように、足裏にはたくさんの反射区があります。
今回紹介するツボは、腎臓や小腸を刺激するツボ。ツボ指圧を行うときは、やりすぎないよう「痛気持ちいい」ぐらいの強さで指圧しましょう。
ツボ指圧を行う前に
両手の親指の腹を重ねてポイントを押します。
爪が伸びている人は、人差し指を曲げた第二関節やつぼ押し棒を使って押しましょう。長座になり、左足首を右の太腿にのせて行いましょう。反対側も同様に行います。
便秘解消に効く足ツボ指圧のやり方
今から解説する足ツボは、日本養腸セラピー協会会長である、真野わか先生が教えている便秘を解消できる足ツボなので信頼性は高い足ツボになります。
1.腎臓を刺激
© (Illustration by YOKO TOYAMA) (Illustration by YOKO TOYAMA)
土踏まずの上から斜めに押す。
土踏まずの少し上、足裏の真ん中にある腎臓のポイント①を押し、内くるぶしの下②まで尿管、膀胱のポイントの順に押し流す。
2.小腸を刺激
© (Illustration by YOKO TOYAMA) (Illustration by YOKO TOYAMA)
9カ所を丁寧にもみほぐす。
土踏まずにある小腸のポイントを、上、真ん中、下を3カ所ずつ計9カ所もみほぐす。入浴中にも行え、オイルをつければスムーズ。
3.大腸を刺激
© (Illustration by YOKO TOYAMA) (Illustration by YOKO TOYAMA)
S状結腸部分を念入りに押す。
土踏まず外周を囲むようにある大腸の反射区④を押す。便秘解消にはかかとの上、小指側にあるS状結腸の反射区⑤を念入りに。
便秘を解消するお腹・背中・手・脚の「ツボ」を解説
続いて、足ツボ以外に便秘に効くツボをご紹介していきます。
便秘改善に効くツボをご紹介する前に、まずはツボ押しに関する基本情報をいくつかお伝えしましょう。
便秘解消する効果的なツボの押し方
ひとつめは押し方です。
ツボによって変わることもありますが、基本的には「心地よい」と感じる程度の強さで、3〜4秒かけてゆっくりと押していきます。
力を緩めるときも、同じくらいゆっくりと。強すぎる力を加えたり、急に押したりすると、ストレスがかかってしまうのでよくありません。排便をスムーズに行うには、心身共にリラックスした状態が必要なので、ストレスがかからないよう、気持ちいいと思える強さでゆっくり押すようにしましょう。
便秘解消する為にはリラックスしてツボを押す
心身をリラックスさせるには、何を使って押すかを考えることも大切です。
自分の手を使う、あるいは信用できる人の手で押してもらうのが一番と思いますが、自分で押すと疲れる場合はツボ押しグッズを使うのもよいでしょう。金属製だと身体に触れたときに冷たくて緊張を促すので、木製のように自然素材のものがオススメです。
身近なものでと言うなら、ゴルフボールやテニスボールなどを使っても効果が期待できます。
便秘解消する為のツボを押す時間帯
押す時間帯は、副交感神経が優位になっていく夕方以降から寝る前が効果的です。
また、押す回数は個人差があるので、特に決まりはありません。次の項でご紹介するような即効性も期待できるツボなら、便意が生じてくることもあります。
押しているうちにお腹がゴロゴロしたり、便意が生じたりしてきたら、その段階で押すのをやめてトイレへ向かいましょう。
便秘を解消するツボを解説
それでは、便秘改善に効果があると言われるツボをご紹介しましょう。
- ①お腹のツボ
- ②背中のツボ
- ③手のツボ
- ④脚のツボ
①お腹のツボ
引用:コーラック
まずはお腹周りに分布するツボです。
おへそから指3本分外側の左右にある「天枢(てんすう)」、おへその指4本分下にある「関元(かんげん)」、みぞおちとおへその真ん中に(ちゅうかん)」、そして天枢の指3本文下にある「大巨(だいこ)」と呼ばれる4つです。
これらを押すときは、大巨の右側、天枢の右側、中脘、天枢の左側、大巨の左側、関元の順序で円を描くようにしましょう。
お腹の筋肉の緊張が緩み、なおかつ腸がダイレクトに刺激されることから、即効性を感じる人も多くいます。
②背中のツボ
引用:コーラック
続いては、背中から押す「大腸兪(だいちょうゆ)」と呼ばれるツボです。
これは骨盤の一番高い箇所を結んだ高さで、背骨から指2本分外側の左右にあります。
東洋医学的には大腸の力を「補う」効果があると言われ、腸へダイレクトに圧力をかけるものではないのですが、人によっては即効性があり、押しているうちに便意を促すことも。自分で押す場合はテニスボールなどを置いた上に仰向けになって、自重をかけて押すとよいでしょう。
③手のツボ
引用:コーラック
このほか、手や足にも便秘改善を期待できるツボがあります。
手の甲にある「合谷(ごうこく)」と呼ばれるツボは、親指の付け根の骨と人差し指の付け根の骨の真ん中に位置。緊張しやすいと言われる手の筋肉を緩め、リラックスさせる効果があると考えられています。
④脚のツボ
引用:コーラック
一方、足にあるのが、消化管の働きを助けると言われる「豊隆(ほうりゅう)」。
内くるぶしと外くるぶしを前側で結んだ線の中央から、ひざの外側にある出っ張った骨を結んだ線の中央に位置しています。合谷も豊隆も左右の手、もしくは足にあるので、左右両方、もしくはどちらか手応えがある側を重点的に押すとよいでしょう。
ツボを押す際の注意事項
冒頭でもお伝えしていますが、上記でご紹介したツボを押すときはいずれも力を入れすぎないことが大切です。
緊張をほぐすようにゆっくりと押し、痛いと感じたらすぐに力を緩めるようにしましょう。また、グリグリと押すと筋繊維を傷付ける可能性があるので、まっすぐ一方向に力をかけてください。
飲食後は二時間程度置いてツボを押す
このほか、飲食した直後は体内の血液が胃に集まるため、筋肉も柔軟性が失われた状態となり、筋繊維を傷付けるリスクが高まります。飲食後は2時間程度、時間をおいてからツボ押しをするようにしましょう。
リラックスした状態でツボを押す
先ほどご紹介したツボの中でも、特にお腹周りのものはリラックスさせる効果が期待できるので、普段から緊張しやすい人にオススメです。
また、デスクワークの人にもぜひ試していただきたいと思います。なぜなら、座っている時間が長いと姿勢が悪くなり、腹筋を中心とした腹壁が縮み込んでしまいがちだから。そのままでは、筋肉が緊張状態に陥りやすくなる→リラックスできない→排便しづらくなるといった状況を招くこともあるんです。
このような連鎖は、私たちの身体によく現れるもので、便秘の場合も、身体や心にかかったストレスが一因になっていたりすることがあるので、さまざまなアプローチで改善を心掛けたいですね。
まとめ:適切なツボ押しでスッキリお通じを目指そう
この記事では、便秘に効く体中のツボについて解説していきました。
便秘でお悩みの方は、記事で紹介したツボを定期的に押しながら食生活やサプリで便秘を解消できるようにしていきましょう。
それでは。