思い切って会社を辞めて独立しちゃったけど、クレジットカード持ってなかった…。
個人事業主でもクレジットカードって作れるのかな?
こういった疑問にお答えします。
私自身、今年の4月いっぱいで会社を退職し、今は個人事業主として生活しています。
個人事業主では、個人で稼いでいく訳なので支払いだったり何かとお金が必要になってきます。
でも、
「クレジットカード作ってなかった!!」
といった方に向けて、個人事業主でも審査が通るビジネス用のクレジットカードや、具体的な手順について解説していきます。
個人事業主になったばかりでクレジットカードを持っていない方は、是非記事の最後まで読んで参考にしてくださいね。
※この記事は3分で読み終わります。
個人事業主はクレジットカードを分けるべき!個人事業主の申込みする方法とは?
これから様々な事業を行っていくあなたには大きな額を使えるクレジットカードが必需品となってきます。
ではまず初めに法人のクレジットカードの審査時に必要な書類について書いていきます。
個人事業主でクレジットカードの審査時に必要な書類をこれ!
法人カード審査を受ける場合、必要なのは法人確認書類になります。
主に
- 現在事項全部証明書
- 履歴事項全部証明書
- 登記簿謄本
ですね。
漢字の羅列で混乱すると思いますが、安心してください。
個人事業主は法人が存在しないので本人確認書類だけでOK
代表者の本人確認書類は、マイナンバーカードから運転免許証、パスポートなども使えます。
あとは、クレジットカードの支払いをする口座を用意しておくのみです。
※後記しますが、法人用口座も別で作っておきましょう。
続いて、個人カードと法人カードの違いについて知っておきましょう。
個人事業主が取得するクレジットカードの種類とは?
これから個人事業主として、クレジットカードを使っていく訳です。
なので、いままで使っていた個人カードとは少し違ってきます。
主な違う点は以下になります。
- ①個人カードより利用限度額が高い
- ②キャッシング機能がついていない
- ③経理事務の負担が軽減される
- ④付帯サービスや特典の活用が可能
- ⑤年会費は経費にできる
- ⑥会社の資金繰りに使える
①個人カードより利用限度額が高い
個人カードと違い、当然ですが利用限度額が高く設定されています。
目安としては個人カードが100万ぐらいに比べて、法人カードは300万~500万ぐらいですね。
なので、急な出費にも対応できるようになります。
②キャッシング機能がついていない
個人カードには大抵付いている機能ですが、法人カードにはついていません。
また、法人カードは原則一括払いになります。
③経理事務の負担が軽減される
例えば、
出張だったり打ち合わせで電車や新幹線などで移動する際に、移動費を経費で落とせます。
通常は経費にする場合、領収書などを用意する必要があるのですが、
もし領収書などをなくしてしまった場合でも法人カードで購入していると利用明細が領収書の代わりにできるので
経理の手間もなくなって非常に便利になります。
④付帯サービスや特典の活用が可能
クレジットカードには付帯サービスや特典などがついています。
こういったサービスなども法人カードにはついているので、結果的に経費削減に繋がっていきます。
⑤年会費は経費にできる
法人カードを作成した場合、大抵年会があるのですが、そういった費用も経費として落とせるので便利ですよね。
節税対策としても法人カードは持っていた方がいいです。
⑥会社の資金繰りに使える
個人事業主を始めた時は、どうしても資金繰りが大変な時があります。
そういった時でも法人カードを持っていれば資金繰りに苦労することなく、ビジネスを行っていけるようになります。
1枚でもいいので必ず作っておくことをお勧めします。
法人カードでおすすめなクレジットカードはこちらを参考にどうぞ。
≫個人事業主におすすめのクレジットカード4選!起業直後でも審査に通る法人カード比較
個人事業主が開業する時に行う手順7選
では、これから個人事業主として頑張っていく人向けに開業する手順をまとめました。
- ①税務署への開業届の提出
- ②会社を退職時に国民保険に切替
- ③業務用の印鑑を用意
- ④パソコンとプリンターを用意
- ⑤会計ソフトを用意
- ⑥法人口座を用意
- ⑦法人カードを用意
①税務署への開業届の提出
個人で事業を始めた時は、税務署に開業届の提出が必要になります。
また、届け出を出す時には以下の要点を覚えておきましょう。
- 事業を始めて1カ月以内
- 郵送(もしくは持参)
- 無料で開業可能
- 事業所の最寄税務署へ提出
どの税務署に提出していいのか分からない時は、
「国税局・税務署を調べる」で郵便番号や住所、地図などから税務署を検索してください。
簡単に見つかりますよ。
届け出するなら青色申告
また、開業する時は白色申告か青色申告があるのですが、絶対に青色申告にしましょう。
控除65万は絶大なので、かならず申請するように。
提出する書式のダウンロードは以下から可能です。
https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/09.htm
②会社を退職時に国民保険に切替
個人事業主としての収益が安定した後に、会社を退職すると思います。
その時には健康保険を国民保険に切り替えておきましょう。
③業務用の印鑑を用意
いままで使ってきた印鑑だと、事業が大きくなった時に区別がつかなくなるので、
予め別の印鑑を用意しておきましょう。
- 認印(銀行印に使えるもの)
- スタンプ式の印鑑(シャチハタと呼ばれるもの)
このいずれかをネットショップなどで購入しておきましょう。
④パソコンとプリンターを用意
パソコンとプリンターは個人事業主になる上で、必須ツールになります。
なぜなら、
- 請求書郵送
- 確定申告郵送
こういった印刷ベースでの作業が発生してくるからです。
請求書については毎月必要になってくる印刷物になりますね。
それに、個人事業主になるという事は、毎年3月頃に確定申告を行う必要が出てきます。
これが非常に面倒な作業になるので、そちらを学んでおきましょう。
そもそも確定申告が良く分からない人は別記事で解説しているので参考にどうぞ。
⑤会計ソフトを用意
個人事業主に必要になる確定申告が非常に楽になるツールが会計ソフトになります。
効率的に確定申告が行えるものが会計ソフトについて解説しているので参考にどうぞ。
⑥法人口座を用意
また、個人事業主として稼いだお金などは、通常の口座とは分けて用意するようにしましょう。
個人の口座だけで事業をしていくと、個人の支出か法人の支出か管理できなくなってしまいます。
必ず法人口座を用意しておきましょう。
⑦法人カードを用意
冒頭にも書きましたが、クレジットカードも必ず個人カートと法人カードを分けて使うようにしましょう。
利用限度額も多く、経理の手間が減るので取得しておくだけで、手間を少なくする事ができます。
おすすめな法人向けのクレジットカードは以下の記事で確認してみてくださいね。
≫個人事業主におすすめのクレジットカード4選!起業直後でも審査に通る法人カード比較
まとめ:クレジットカードは個人事業主なら1枚は持とう
この記事では、個人事業主でも審査が通るビジネス用のクレジットカードや、具体的な手順について解説していきました。
個人事業主は、始めたばかりの時は資金繰りが大変なのは、どこでも同じです。
なので、1枚ぐらいは作っておくことをお勧めしますよ。
あなたの事業も法人カードを作成して、軌道に乗せていってくださいね。