私、イラストなんて今まで描いた事がありません。
- 絵師になるメリットが分かる
- 絵師になる為の心得が分かる
- 絵師になる為の練習方法が分かる
初心者からイラストが上達する勉強方法を解説!絵師になる為の心得!
イラストを描き始めたあなたは今こう思っていませんか?
- 「いくら描いても全然上手くならないじゃん!」
- 「下手!下手糞過ぎる!自分の絵なんてゴミだ!」
- 「なんか自分が描いてるキャラ、全然可愛くない…」
結論から言えば大丈夫です。
私も何度も何度も思いましたからね。
だって、数時間かけて頑張って描いて完成した絵が下手クソな訳ですからね。
これに時間かけるくらいなら、「他のことやってた方がいいや」という気分になります。
大抵これで描かなくなってしまう人が殆どです。
この状態でイラストを描くのを継続するのは、正直言って苦痛そのもの、もはや修行ですね。
なので、イラストが上手い人を見ると無条件で尊敬してしまう訳なんですね。
そして私の場合も諦めずにイラストを描き続けた訳です。
描き続ける事が出来た一番の要因としては、描くのが楽しかったからですね。
それに、継続すれば10年後はきっと神絵師になれると信じていたからです。
結果、神絵師とまではいかないにしてもある程度は自由に絵が描ける程度の画力を手に入れることができました。
なんでも2.3年も続ければプロになれるんです。
実際に、私も2011年からネット上でイラストを公開し始めて、2014年からイラストの仕事を貰えるようになりました。
そういった事実がある訳で、絵を継続的に描き続ける事が大切だと言える訳です。
イラストって結構、精神論が大切で、この記事では、イラスト制作を学ぶ為の思考法や心得、他に勉強方法ついて解説していきます。
諦めずに、目標に向かって努力を積み重ねていきましょう。
イラストは始め皆下手くそな絵から始まる。
初めから上手い人なんて一人もいません。
私だって、イラスト描き始めた頃の絵なんて下手くその極みでしたからね。
割と化け物だったのですが、
継続して描き続けて勉強した結果…
徐々に上手くなっていったので、ひとまず安心してください。
でも、正しい勉強法で練習をしないと、練習の成果は出ない場合があります。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) 2010年6月11日
こちらのツイートでもあるように、野球選手のダルビッシュ選手も正しい練習法をしないと普通に嘘をつくと書いています。
なので、初心者の人はこの記事を読んで、正しい勉強方法を知って貰えればと思います。
イラストを描くメリットって何?
では、ざっとイラストを描く事で得られるメリットについて書いておきます。
- 好きなキャラクターのファンアート・ストーリーが作れる
- ネットで公開すれば、色んな人から褒めてもらえる
- SNSでファンやフォロワーを増やすことができる
- イラストが必要になったら、自分で調達できる
- イラストでお金を稼げるようになる
- オリジナルのキャラクターが作れる
- 漫画やアニメのファンアートを描いて、制作スタッフに見てもらえる
- バーチャルユーチューバーのファンアートを描いて、本人に見てもらえる
- 単純に描いてて楽しい!完成した絵を見て楽しい!ストレス発散になる
ざっと上げてもこれぐらいあります。
以前、Vtuberで有名な猫宮ひなたさんのファンアートを書いたのですが、こちらですね。
こちらを描いてTwitterに流したら、猫宮ひなたさんにフォローされましたからね!
他にもイラストの依頼を受けてお金をいただいたこともあります。
私自身が初めに頂いたお仕事の内容はソシャゲのイラスト案件でした。
価格が4万5000円ぐらいだったと思います。
イラストの仕事って結構稼げるもんですよ。
月に最高30万ぐらい稼いだ事もありましたね。
絵が描けるだけでも、ネット上では色々な恩恵が得られるわけですね。
初心者から絵師になるための心得10選
正しい練習法を書いていく前に、覚えていてほしい心得を解説していきます。
- ①神絵師から技術を盗む
- ②評価は気にせず、他人との比較はしない
- ③観察力を鍛える
- ④こだわりがあれば強みになる
- ⑤少しでも低迷したら全ての方法を試す
- ⑥毎日絵を描くべき
- ⑦インプットしたらアウトプット
- ⑧絵を仕上げる時の裏技
- ⑨イラストに入魂する勢いで描く
- ⑩絵を描くことを好きであれ!
①神絵師から技術を盗む
絵が描けない人には何が足りないのかというと単純に画力が足りない、知識が少ないからです。
神絵師であればあるほど、幅広い技術を持っています。
ジグゾーパズルのピースで例えるならば、
完成するのに300ピース必要なジグゾーパズルなのに、30ピースしか持っていないのでは、ジグゾーパズルを完成させることができません。
絵が上手くなるというのは、ジグゾーパズルのピースを集めていくのと同じ事なんです。
1ピース=絵を描くための1つの技術として、絵が描けない人は0ピースの状態から始まる訳で絵が完成できなくて当たり前なんです。
要するに、絵が上手くなりたいのなら、色んな神絵師の真似に徹するべきなんですね。
今は、ネット上に神絵師がゴロゴロいる状態です。
あなたが良いイラストと思ったイラストからは様々な学びが得られます。
これを知らないだけでも、あなたの成長速度は激減するので覚えておきましょう。
私がイラストを描き始めた当初、全く誰も参考にせずに頭の中にある自分のオリジナルキャラクターばかりを描いていた時期があります。
結果から言うと、全くもって成長できなかったんです。
つまり、何も参考にせずにただ闇雲に描いていても、いままで描いたものしか描けるようになりません。
言うまでもなく成長する事はできませんよね?
当時の私は、
- 人の真似をしたらオリジナリティが無くなる
- 真似をしたら私の絵じゃなくなる
と大きな勘違いをしていたんです。
実はこれ、全くの逆で色んな人の真似をすればするほどオリジナリティがでてきます。
描いている間に、
あなたが真似をした神絵師の良い部分をあなたが無意識に吸収し、
吸収していった神絵師の技術を無意識に自分なりに組み立てるようになり、
気が付いたらあなたオリジナリティのイラストが描けるようになるんです
実際に私は、神絵師のイラストを500日以上毎日模写を続けた結果、少しずつ画力が上がり、イラストの仕事が貰えるようになりました。
つまり、技術を盗む事が上達の鉄則なんです。
“凡人は模倣し天才は盗む”
(パブロ・ピカソ)
②評価は気にせず、他人との比較はしない
これは何にでも言えることですが、自分の絵に対してつけられる評価を気にするべきではないです。
特に初心者のうちは評価されません。
それに作品に点数をつけるということ自体がナンセンス。
人によって好みは違いますし、評価基準が違うので比べようがないですよね。
なので、例え評価が良かろうが悪かろうが、自分の描きたい絵を淡々と描くことをオススメします。
下手すると、評価を気にするあまり、イラストを描くモチベーションが下がります。
最悪の場合、上手く描けない自分に対して自己嫌悪になり、描く事自体を辞めてしまう可能性があるからです。
また、同様に他者とあなたの絵を比較するのもナンセンス。
他人も同様に下手な状態から初めている訳なので、あなたよりイラストが上手いのはあなた以上に勉強をしているだけです。
劣等感を感じるよりは、その気持ちを向上心に変えて気合を入れて描いていけばいいだけです。
③観察力を鍛える
神絵師であればあるほど、初心者と比べて細かいところまで見ています。
初心者がイラストを1つの塊として捉えると思いますが、神絵師はパーツごとに分解し、細部まで見る事ができます。
何故なら、神絵師はそれだけの経験値があるので、どこに何があるのか瞬時に把握し、細かい部分まで観察出来ているんです。
例えば、PCの場合、PCに詳しくない人からすると、ディスプレイと箱にしか見えませんが、
詳しい人からしたら、
- PCケース
- マザーボード
- CPU
- メモリ
- ハードディスク
- 光学ドライブ
- 電源
など、細かな部品から出来上がっている事を知っています。
イラストも一緒でどれだけ複雑な構造をしていようとも、簡単なパーツの組み合わせなんです。
顔のバランスもパーツの組み合わせ、体も背景も全てパーツの組み合わせで、各パーツの特性や扱い方を覚えて組み合わせるだけなんです。
④こだわりがあれば強みになる
大抵の絵師は変態なので、思い入れの強い箇所を特に描きこむ癖があります。
例えば、胸や太もも、目や髪などにハイライトでキラキラさせたり、一部分を強めのデフォルメで描いていたりするとかですね。
他のイラストと違った部位があれば「あの人の絵だ」とおのずと思われるようになります。
イラストを描く時は、何か1つでもいいのでこだわりを持って描いた方が人気が出やすいですね。
逆にそれ以外の興味の無い箇所は、雑に描きがちになります。
(あえて目立たせたい箇所以外を雑に描くという手法もあります)
どうしてこういった現象が起こるかというと、こだわりが強い箇所は特によく観察して描きなれているからです。
なので、こだわりが強い部分を増やしていけば、それだけ色んなパーツが細部まで描き込めるようになるというわけです。
要するに、絵が上手くなるということは、こだわりが強い箇所を増やすことと言えるんです。
⑤少しでも低迷したら全ての方法を試す
これも初心者にありがちなことですが、最善の方法を見つけてからでないと始めない人が結構います。
そして、最善の方法が見つからなかったら実践するのを諦めてしまう。
しかし、そうしているといつまで経ってもイラストの上達はありません。
その打開策として、まずはできそうなところから試していくことをおすすめします。
最善の方法なんて、時間が進めばまた新たに更新されていきます。
乗り換えるならその時で問題ないです。
そうやってどんどん乗り換えていくうちに、テクニックの量も増えていき臨機応変に対応できるようになります。
プロゲーマーのウメハラさんも、あらゆるプレイヤーの戦法に対応するために全通りの戦法を試したそうです。
やって無駄なことなんて何もありません。
遠回りを恐れノウハウばかり探すよりも、実際に試行錯誤しながら色々試していった方が確実に実力がつきます。
成功するための方法ばかりに目を向けるのではなく、失敗した事により挽回する方法を知れる訳ですからね。
私もイラスト以外にもいままで、ネットワークビジネス、ネットビジネス、投資など様々なチャレンジをしてきましたが、どれも無駄なことじゃなかったです。
ネットワークビジネスでは150万ぐらいのお金を失いましたが、対人能力を得られました。
投資で300万ぐらい失いましたが、世界の心理を知れました。
ネットビジネスでは成果を出す事ができ、今ではネット上からお金を稼ぐ事もできました。
あと数年ネット上からの収入源を増やしていけば、死ぬまで好きなイラストが描き続けられる人生を歩んでいける状態にできます。
イラストでも同様に、完璧をもとめずになんでも挑戦してみましょう。
⑥毎日絵を描くべき
これは割と多くの人が言っておりますが、少しでも早く上達したいのであれば毎日描くべきです。
ただし、思考停止で毎日描いてるだけでは画力は上がりません!
しっかり、考えながら何で上手く描けないんだろう、と常に考えながら描いていく事が大切です。
私はゲームの専門学生の頃、毎日15時ぐらいに授業が終わり18時から始まるアルバイトまでの間の2時間は図書室でイラストの練習を行っていました。
ゲーム会社に就職した後も、昼休みの1時間と会社が終わった後の3時間は毎日イラストの練習をして、土日もイラストを描きまくっていました。
なので上手くなりたいのであれば、考えながら毎日描けないものを描き続ける事です。
描けるものを毎日描いたところで、大きな変化はありません。
⑦インプットしたらアウトプット
イラストはインプットしていないものは描けません。
上達する上でインプットとアウトプットのバランスは重要です。
例えば、
×インプットするけどアウトプットしない状態
例:参考書は読むだけで、学んだ知識で描かない
×インプットしないけどアウトプットする状態
例:何も見ずに、参考にせずに同じ方法で描き続ける
文字で書き出すとこんな感じになりますが、これは気づかないうちにやりがちです。
片方だけにならないように、
インプットとアウトプットはセットでやるようにしましょう。
○インプットとアウトプットを両立させた状態
例:取り入れた知識を実践し、身につくまで試行錯誤しながら繰り返す。
こうするだけで、理論上はみるみる成長していくはずです。
⑧絵を仕上げる時の裏技
真面目な方はこう思われるかもしれません。
「絵を描くなら全部自力で!自分の力だけで描かないと実力はつかない!」
ところが絵が上手い人は、絵を上手く魅せれるようにできることならなんでもやってる方が多いです。
意外だと思われるかもしれませんが、実は裏ワザをバリバリ使っているんです。
むしろバリバリ使わないと、テクニックの出し惜しみになっちゃいますからね。
例えば…
- 歪みを修正するために、選択ツールを使って線を移動させる
- 描き終わった後に、一番上にレイヤーを作り加筆修正する
- 左右反転とか、一晩置いてから絵を見直して線の歪みを見つけやすくする
- 最後にテクスチャ貼ったりエフェクトをかけて誤魔化す
- 3Dモデルを見本や下絵にする
こういった事ができるのがデジタルイラストです。
恥ずかしいことではありません。
画家や漫画家だって、便利な道具を使って描くことだってあるのですから。
⑨イラストに入魂する勢いで描く
絵を観ていてこう感じたことはありませんか?
- 下手な絵だけど、なんだかパワーを感じる
- 上手い絵だけど、何かが足りない
下手な絵だけど、なんだかパワーを感じる絵師の代表格と言ったら
sattouさんで、実は普通に描くとめちゃくちゃ上手い人です。
でも、あえて崩して肩幅の広い絵を描くという、ある意味現代版ピカソとも言える方です。
— sattou (@sattou0) 2018年1月23日
個人的に上手く見える絵を描くよりも、魂が込もった絵を描くべきです。
一番簡単に魂を込める方法がありまして、それは
描く対象に対して「好き!」という気持ちを精一杯込める
というものです。
その想いは、描いているイラストに伝わり、見てくれる人に必ず届きます。
子どもの絵は純粋な想いが込められているからこそ、下手な絵だったとしても魅力的に感じられる訳ですね。
ピカソもこういった名言を残しています。
『ようやく子どものような絵が描けるようになった。
ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。』
⑩絵を描くことを好きであれ!
絵を描き始める理由はなんでも良いのですが、
- ちやほやされたいから
- お金を稼ぐため
そういった理由だけで絵を描き続けるのは正直難しいです。
というか続きません。
なぜなら、イラストは上手い人は星の数ほど、います。
必然的に、そういった人たちと自分を比較してしまうようになるので、イラストを描くのが嫌いになってしまいます。
やはり、好きでもないことを続けるのはなかなか根気が必要です。
それに自分から勉強をする気も起きないのであれば上達なんで見込めません。
なので、もし絵を描き始めた後、絵を描くのが好きじゃないなと感じたらスッパリ描くのを辞めましょう。
絵を描くのが好きじゃないのであれば、思い切って描くのを辞めるのもありです。
逆に絵を描くのが好きだと思えたのなら、その気持ちをできるだけ持続できるように心がけましょう。
上達する事だけを考えて「好きという気持ちを持続できていないな」と思い始めたときが軌道修正の頃合いです。
イラストが「やらないといけない事」というような義務感で続けていくと、そういった気持ちも作品に反映されるものです。
しかし、好きで絵を描いていれば何より描いてる本人が楽しいですし、それは自然と見ている人も楽しくなるような素晴らしい作品ができあがります。
私は、企業でイラストレーターとして4年間働き続けましたが、
- やらないといけない事
- やらされている感
- 描かないと生活できない
こういった事を感じ始めたので、今はネットビジネスで転売だったり、ブログで収入源を増やす活動をしている訳です。
イラストでお金を稼ぐ必要がないぐらいの収入源を増やす事が出来れば、自分の「好き」という気持ちでイラストが描けるようになります。
それこそが本当の目的地であり、神絵師になるための一番の近道です。
初心者からイラストが上達する勉強方法を解説!
ざっと、絵が上手くなる心得を描いていきましたが、絵師になりたいのであればすべてを理解しておきましょう。
理解した状態で、今から解説するイラストの勉強方法を行えば、いずれ絵師になる事ができるようになります。
ただ、あくまで練習をするのはあなた自身なので、イラストは描かないと当然ながら上達は見込めません。
それでは、棒人間しか描けないくらいの初心者から、イラストが描けるようになるところまでの勉強方法を書いていきます。
- ①ヒロマサのお絵かき講座を読もう
- ②線を上手く引けるようになろう
- ③描ける部位を増やしていこう
- ④服を着せてみよう
- ⑤デジタルイラストを描く準備をしよう
- ⑥イラスト講座サイトで絵の描き方を学ぶ
①ヒロマサのお絵かき講座を読もう
まず、無料か有料かと考える前にこの3冊の本を買うのがおすすめです。
この3冊は絵の描き方の教科書と言っても良いくらいです。
うえだヒロマサさんの本は、絵を描いたことの無い人に最も適切な最初の3冊となると思います。
私がこの本を読んだのはある程度絵が描けるようになってからですが、「私が絵を描き始めた頃にこの本があったら、もっと早く上手くなれたのにな」と本気で思いました。
それくらい初心者が間違った道に進まないためのエッセンスが大量に詰まっています。
これを読むのと読まないのでは、初速の成長速度はかなり違ってくると思います。
ある程度の経験のある私でも、勉強になる部分がいくつかあったくらいです。
私も何十冊の参考書を買ってきましたが、無条件で初心者の方に勧められる本はこの本くらいです。
私は描き始めの頃に参考書を何冊か購入しましたが、どれも難しすぎて最後まで読めなかった本もたくさんありました。
参考書を買って使わない、これは絵描き初心者の多くがハマる罠ですね。
ネットに転がっている無料の講座で勉強していっても良いのですが、
大抵は描き方だけでどうやったら上手くなれるか自体は書いていないことが多いです。
うえだヒロマサさんの本はそういった「絵が上手くなる方法」も含め解説しているので、
無料とか有料とか考える前に「この本をまず読んでほしい!」とオススメしたわけです。
この記事の「初心者から絵描きになるための心得」と
「ヒロマサ本」を知っておくだけで、何も知らずに絵を描き始めた人と比べると段違いの成長速度が身につけられるはずです。
②デジタルイラストを描く準備をしよう
この記事を読んでいる人の中には、アナログイラスト(紙にペンで描くイラスト)しか描いたことがないという方もいると思います。
デジタルイラスト(ペンタブでPC上に絵を描く)の環境が無いという方は、以下の記事で解説しているので、是非参考にしてみてください。
③線を上手く引けるようになろう
絵が上手く描けない方の特徴ですが、そもそも線が綺麗に引けない、引き方を知らないということが多いです。
特に後々デジタルイラストを描くのならペンタブだと紙と違って最初は描きづらく感じるので、初心者の方はそこで断念するかもしれません。
でもしっかり練習すれば普通に扱えるようになります!
ここからは以下の練習法について解説します。
Lv1.長い線を引くだけ練習
キャンパスの端から端まで長く真っ直ぐな線を引いてみてください。
これは意図した方向に意図した形の線を引けるようになるためのトレーニングです。
線を狙った通りに描けるようになれば、描き直しも減るので結果的に絵を描くスピードも上がります。
もちろん線が綺麗になれば絵の仕上がりも違ってきますので、是非お試しください。
できるだけ色んなパターンの線を引いてみましょう。
Lv2.トレス練習
線を引くのに慣れてきた方は、トレスを使った練習をしてみましょう。
好きな絵を1つ下のレイヤーに貼り付け、その上に新しいレイヤーを作ってトレスをしてみてください。
トレス練習では、できるだけ素早く線を引いてください。
ゆっくり引くとただなぞっているだけになるので、自分が絵を描くときと同じような感覚で線を引くとより効果が高くなります。
Lv3.模写練習
トレスとは別で模写をするのもおすすめします!
トレスと模写では鍛えられる能力が違うので、場合によって使い分けたり併行して練習してみてください。
クリップスタジオには見本を表示するのに便利な、「サブビュー」があります!
メニューのウィンドウ>サブビューで表示できます。
模写は見本を見ながら真っ白なキャンバスに絵を描いていくので、トレスに比べて難易度が高いです。
主に線がズレたりなんとなく元の絵と似せることができていなかったりと、絵を比べてみると違うところが見つけられると思います。
線の引き方やそれぞれのパーツのバランスに注目しながら、できるだけ似せられるように描いてみましょう!
④描ける部位を増やしていこう
線の引き方だけを練習したところで、身体の部位の描き方自体はわかるようにはならないので、多分一から描こうとしても何も描けない状態だと思います。
そこで、描く部位の知識を覚えてましょう。
こちらの参考書は体の構造を基礎から徹底的にまとめられています。
描けない部分が出てきたら、その部位の箇所をこの参考書で学ぶと構造を理解できるようになり、徐々に描けるようになっていきます。
- 筋肉
- 骨
この2つを理解できると描けない部位はなくなります。
上記の参考書で苦手な部位を克服するようにしましょう。
更に女性の体を理解する
18禁系のイラストを描くには、女性の体の構造を理解しておかなければ魅力的なイラストは描けません。
こちらの参考書の女性を全ページ模写する事で稼げる魅力的なイラストが描けるようになるので参考書代はすぐに取り返せます。
⑤服を着せてみよう
身体の構造、筋肉や骨の理解で出来た後は、そのキャラクターに服を着せてみましょう。
服のシワを理解しないと、平面的なイラストになり、着ている感が出なくなってしまいます。
なので服のシワが出来る根本の理由、具体的な書き方を学んでいきましょう。
こちらの参考書には様々な服のシワパターンを網羅的に解説しています。
イラストで躓いたシワの部分をこの参考書を参考にして克服していきましょう。
⑥イラスト講座サイトで絵の描き方を学ぶ
ネット上には絵の描き方を無料で学ぶことができる、たくさんのイラスト講座サイトがあります。
講座から学んでその通りに絵を描くことを繰り返せば、理論上は上手くなり続けるはずなのでまずはこれから始めてみてください。
パルミーでプロから絵の描き方を学ぶ
『パルミー』はプロから絵の描き方を動画で学べるのでおすすめです!
※7日間無料で勉強できます。
静止画だけだと、どういった順序で描くのか分かりにくいのですが、動画だと描き順までじっくり観察できます!
この恩恵が意外と大きくて、私も飛躍的に画力が上がったのは動画で絵師さんの描き方を参考にし始めてからです。
もちろん無料講座もあるので、まずはパルミーの無料講座からお試しください。
ただ、無料講座よりも有料講座の方が多くの有名イラストレーターが解説しているため、
最前線で活躍している現役プロのイラストテクニックを学ぶことができますよ!
パルミーの有料講座で学ぶメリットについては、以下の記事で解説しています。
私自身も、六ヶ月プランに入会してみて、画力が大幅に上がりました。
まとめ:絵描きになるための心得は理解しよう
この記事では、初心者向けのイラスト学習方法と、絵師になる為の心得について解説していきました。
私の経験を踏まえて、この記事で書いた内容を実施して頂ければ、3年もすれば絵師になれて、イラストの仕事が貰える状態まで上手くなっていくと思います。
ただ、何も練習せずに上達はあり得ません。練習するのはあくまであなた自身です。
頑張って継続してみてくださいね。